プラごみ ペットボトル リサイクルの嘘

環境省「プラごみは燃えるゴミです。これからプラスチックは焼却処分を」
どうやらプラごみのエコ詐欺をこれ以上続けるのは無理なようです。

廃プラ、産廃も焼却要請へ 環境省、市区町村に 全体の8割占める
毎日新聞 2019年5月16日
国内で処理が追いつかなくなっているプラスチックごみ(廃プラ)について、環境省は、焼却炉などで家庭ごみの処理を担う市区町村に対し、企業など事業者が出す産業廃棄物の廃プラも受け入れるよう要請する方針を固めた。

全国で排出される廃プラは年間約900万トン。うち産業廃棄物として扱われるものは約700万トンと8割近くを占める。国内の態勢が整わない中、輸出されていた分などのうち一定量の廃プラがリサイクルされず焼却されることになる。

https://mainichi.jp/articles/20190516/k00/00m/010/010000c

ちょっと、この記事にある円グラフを見てください。今回、海外(中国)に輸出して再生されていた(という体をとっていた)17%が、輸出できなくなったので、日本でゴミとして燃やされることになりました。というニュースですよね。

しかし・・・それ以前に、この円グラフの57%を占めている「発熱や熱などのエネルギーとして回収」516万トンというのも、実はサーマルリサイクルといって、焼却炉で燃やし、その熱をエネルギーとして回収していますよ、というもので、つまりゴミと一緒に(あるいは別々に)燃やしているだけなのをご存知でしょうか。

この時点で、プラゴミでなくても、燃やすゴミはもともと「熱回収」されているわけですから、プラゴミをなぜ奇麗に洗って、分別回収する必要があるのか・・・? と疑問がわきませんか・・・?

グラフ左上の「焼却埋め立て」140万トン 16%もゴミとして燃やして(埋めて)いますよね。つまり、このニュースは正確に読むと、「私たちが毎日わざわざ洗ったりラベルを剥がしたりして分別ゴミで出しているペットボトル、プラごみは70%以上燃やされてきた。そしてこれからは中国に輸出していた分もあわせて90%以上が燃やされることになった。」ということなんです。

金属などは劣化しにくくエントロピー(※)が低いのでリサイクルに向いていますが、ペットボトルなど石油製品は、もともとエントロピーが高く、分子が劣化しやすいため、リサイクルには向いていないのです。
※エントロピー:原子的排列および運動状態の乱雑さ・混沌性・不規則性の程度を表す量。

ペットボトルのリサイクルというと、イメージとしては一度溶かしたり、細かくして、もう一回ペットボトルを作ったり、服や工業製品を作る材料にしている・・・というようなことを思い浮かべますよね。これは細かく砕いてプラスチック素材に変えるマテリアルリサイクルや、分子レベルまで分解して再度プラスチック素材に変えるケミカルリサイクルという方法らしいのですが、よく調べると、実は・・・このリサイクルをする為には、石油から直接これらの製品を作るより、ずっと多くの石油(エネルギー)を使うというのです。

そもそも何のためにリサイクルするかというと、できるだけ無駄なエネルギーを使わないためですので、どう考えても本末転倒でしょう・・・。

店頭で「ペットボトルをリサイクルして作ったフリースの服です!」というような商品が置かれていると、「へぇ、このメーカーはエコな製品を作っててえらいなぁ」なんて思ってたのですが、とんだエコ詐欺ではないですか(怒)

もともと石油製品はよく燃えます。プラスチックとその他の燃えるゴミを一緒に燃やすと、少々水気があってもよく燃えるのですが、プラと燃えるゴミを分別回収して、別々に燃やしている自治体では、生ゴミや燃えるゴミだけでは温度が上がりにくいので、燃えるゴミに、石油をまぜて燃やすところもあるくらいだそうです。わざわざプラゴミを固めた固形燃料を作って、それを燃えるゴミに混ぜています!なんていう自治体もあります・・・はじめから一緒に燃やせば効率がいいのに、一体なんのために・・・?

「いやいや、プラスチックだけ分けて燃やすことで、紙ゴミより2倍以上の熱回収ができるんだ!分別には意味がある!」という説明も目にしますが、そもそもみんながペットボトルを洗ったり分別するという労力、別日にわざわざプラごみの日を設けて回収する労力、この労力(エネルギー)のことを考えれば、その他の燃えるゴミと混ぜて一緒に燃やす方が、全体としてのエネルギー効率はずっといいはずです。

もう政府もマスコミもいい加減うそをつくのはやめて、はっきりプラゴミリサイクルは無駄だからやっていませんでした!!これからもやりません!!と言うべきでしょう。石油がなくなるという嘘(少なく見積もってあと600万年分ある)もばれているのだし、温室効果ガスなんていう嘘もばれているわけです。

さらにダイオキシンは塩より毒性が低いことも分かっている上に、日本では、ほとんどの自治体で800度以上の焼却施設を持っており、もはやそんな物質すら出ないゴミ処理技術があるわけです。

エコが大事!なんて言うのであれば、プラスチックを分別回収しつづけること自体が反エコであり、ペットボトルをきれいに洗ってゴミに出す。なんていう行為は、もはや水資源のムダ遣いでしかないと思います。

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