検査でガンが見つかった!わたしの場合
私は昨年の冬から春にかけて、血便が気になったので自発的に大腸内視鏡検査を受けることにしました。(血便以外の異変はなく、元気に過ごしていました。)
便に付いている血が赤かったので、直腸の問題かな…?と予想はしていました(大腸の上の方(結腸)の炎症だと、黒っぽい血が付くらしい)
私は40歳前半で、酒は飲まない、たばこは吸わない、偏食はなく、肥満なし、便秘にもなったことがない・・・痔にも縁がないし「まぁ…軽い直腸炎か何かだろう、、、」と考えて受けたのですが、検査の結果は、まさかの直腸ガンでした。
ほんの少し便に血が付いていただけでしたが、とっとと大腸検査を受けて良かったです。早期発見ができ、ギリギリ人工肛門にもなりませんでした。(直腸癌は、ステージ1でも人工肛門になる可能性があります)少しの異変でも、大腸を直接カメラで観察するのが一番早くて確実です。費用もそんなにかからないので、40歳近くになったら、問題ないかな?と思っても是非一度うけてみることをおすすめします!
検査の流れ
検査日まで
血液検査をします。
あと、検査のリスクについての同意書を渡されるので、当日までにサインしておきます。(下部消化管内視鏡検査・ポリテクノミー説明書・同意書)
寝る前に下剤を飲みます(便秘気味の人は、検査の2日前くらいから軟下剤などを飲む場合もあります)
検査当日
検査には鎮静剤を使用するので、誰かに送り迎えをしてもらうか公共交通機関を使って病院に行きます。
お茶か水500mlのペットボトル1本と、サインした同意書を持っていきます。
1.洗浄液(下剤)500mlを30分かけてゆっくり飲みます。
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2.お茶か水250mlを15分かけてゆっくり飲みます。
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3.洗浄液(下剤)500mlを30分かけてゆっくり飲みます。
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4.お茶か水250mlを15分かけてゆっくり飲みます。
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5.少し歩いたり身体を動かして、何度もトイレに行って排便します。(8〜10回くらい)
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6.便が残っていたら、洗浄液(下剤)を少し追加で飲みます。
ちょっと裏技:下剤は濃いスポーツドリンクのような味です。苦手な人は、飴を持っていって、舐めながら飲むと味が気にならなくて良いですよ。あまり色が付いてない飴なら、少し舐めてもOK
(私が飲んだのは、モビプレップという洗浄液でした)
空気を送りながら大腸の一番奥までカメラを進めます。新しい機械だと、無理やり管で腸の内壁を押し進めるわけではないので、ほとんど痛くないです!(個人差あると思います)
体勢は横になったり、上向きになって右足を左足の膝に置いた格好になったりします。
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カメラが大腸の一番奥(小腸との継目)まで入ったら、今度はカメラを抜いていきます。この際に、先生と一緒にモニターを見ながら、大腸を細かく観察していきます。
異変があれば、カメラの管から器具(針金のようなもの)を入れて、ポリープなら切除、細胞の異変なら組織を一部採取したりします。
あとは、服を着替えて診断結果を聞いて帰るだけです。
組織を採った場合は、しばらく腸の中で出血する状態になるので、刺激物やお酒は飲まない方がいいそうです。入浴やはげしい運動もできません。食事は1時間後から。
また、空気を入れて検査するので、検査後はお腹が張るし、おならが結構でます…
ポリープや組織を採った場合(生検)は、後日、細胞の検査結果を聞きに行きます。
検査の費用
私(ポリープあり)と夫(検査のみ)の場合の費用を元に掲載しています。病院によっても違うと思うので、参考程度にお考えください。
大腸ポリープの原因と検査の頻度
私は、1年目に直腸がんが見つかり、入院と手術を受けました。2年目の検査で、またもや小さなポリープを発見・・・私は酒もタバコもしないし、特に不健康な食事もしていないので、はっきりした原因は不明としかいいようがないです。
でも最近、いろいろ勉強してみると、なんとなく原因の心当たりが浮かんできました。私は数年前にうつ病になって免疫が非常に下がった時期がありました。また血圧が低く(上が100以下)、筋力があまりない体質です。
世間では血圧は低い程いいように言われていますが、血圧が低いと血が全身にしっかり行き渡りにくいので、うつや認知症になりやすく、免疫力も低くなるので、癌や他の病気にもかかりやすいことが分かっています。血圧はある程度高い方が元気に過ごせます。(年齢+90程度)
私がうつ病になったのも、一時の強いストレスはもちろんですが、血圧やコレステロールの低さも原因だったのかな・・・と思っています。とにかく私の場合は、免疫の低下が癌になってしまった一番の原因だと思います。
でも、はっきりした原因は不明なので、できやすい体質の人は、たまに大腸検査を受けるしかなく、防ぐことは難しいかもしれません。
ポリープは、一度できると自然に消えることはありません。また、ポリープは高確率で癌になります。ポリープの段階で処置することが大事だということです。
基本的な大腸検査の受け方としては、2年連続で検査を受け(1年目に異常が見つからなくても見落としの可能性もあるので、2年間は連続で検査する)、その次からは3年おきの検査を受けるというのがベストだそうです。私の場合も、1年目に癌、2年目もポリープが見つかりましたが、基本的には次は3年後の検査でいいそうです。
直腸がんで入院した時の話はまた別の記事にしますので、興味のある方はまた見にきてくださいね!
